久しぶりの更新

ちょうど一ヶ月経ってしまった。韓国、イギリス、フランスへ行ったりと、いろいろあった一ヶ月だったけれども、日本に帰ってきて、祝島のニュースを見て、恥ずかしながら、ようやく事態の深刻さを悟る。

瀬戸内海の島、祝島は交通の要衝でもあり、万葉の時代から、文献に名前が挙がっている。瀬戸内海の多くが産業化によって汚染されてきたが、この海域は自然環境が保全され、スメナリという希少動物も見ることができる。漁場としてもすばらしいところで、祝島の人びとの生活を支えている。

そこに原発の建設の話が持ち上がったのが、1982年。以来、反対運動が続けられるも、一部が過激な反対運動に疑問を呈して、島民の反対派9割と疑問を呈した1割とが対立している状況らしい。

しかし反対運動のために、

「大幅に建設予定が遅れてきたが、2009年10月には、山口県が公有水面埋立免許を交付。2010年に1号機建設着工の見通しが強まってきた。」

県知事は傍観者を決め込み、原発建設を推し進めようとしている。どのようなエネルギーに依拠して生活を営むか、という問いが投げかけられているわけでもあり、これはエネルギー政策で先行きが見えていない日本全体の問題でもある。

ここ数日の様子は以下から見れる。
YouTube:上関原発:「祝島は海を売っちょらん。中電の海じゃない。帰れ」