貧困問題

昨晩の勉強会では、Poggeの“Real World Justice”の後半部分を読む。実は別の論文がテクストと思っていた....。

積極的義務と消極的義務との区別をした上で、世界における人権侵害や貧困に対して、G7先進国の市民は責任があり、GNPの1%をそうした対策に拠出すべきという話。

勉強会に参加した各氏がブログに書いているとおり、論証がどうも。。。現在の不正義(危害)を容認するグローバルなシステムを改変しなければならず、そのためには先進国で恩恵を受けている人々がそうした責務を負うべきという話なのだが、どうも話が単純過ぎていて。。。

またポッゲは貧困の問題をグローバルなシステムの問題として論じていながら、貧困国の債務問題を語らないのはおかしい。各国の援助機関、世銀などの融資の問題や、被援助国における不正の問題なども絡んで、これこそグローバルなシステムにおける貧困の問題の中心にあるものではないか。

ともあれ金曜日の準備をしなければ。。。あ、その前に会報の編集。。。来週月曜日のプログラムも。。。