信州にて

9/15(木)、久々に八千穂駅前の「たかとんぼ」で昼食をとる。夏、お昼を食べによく来たことを思い出す。

それから懐古園へ。草笛総本店でお蕎麦。その日は八千穂高原の閑人舎に泊まる。飲み会の用意をしてくれていたが、これがまた素晴らしかった。


囲炉裏を囲んで、近辺で取れた野菜のしっかりした味、ちゃんと牛肉の味のする長門牧場の牛肉などをつまみながら、ビールと芋焼酎

八千穂高原は東洋一の白樺林のあるところ。10月初旬の紅葉の季節にはたくさんの写真家や画家が訪れるらしい。画像は閑人舎の部屋から撮影したもので、標高1700mほどある。

9/16(金)、お昼を念願の小諸の藤舟で。
うな重のほかに、かつ重などがあるが、基本的に鰻専門店。うな重の特上は1700円ほどで3枚鰻がのっている。

タレがまた甘くなく、ご飯にかけられている按配が絶妙。他に白焼き、蒲焼を出してくれるようだった。

折角小諸まで来たので、信濃善光寺へ。予想以上の大きさの境内に驚く。卍と立ち葵紋が刻まれている本堂や門なども珍しい。

その後、上田青木村の窯焚師のお宅にお邪魔する。ここでわざわざ陶芸家と呼ばないのは、それなりのポリシーがあるからだ。陶芸、園芸などは趣味の世界であるのに対して、職人の場合に、窯焚師 or 焼物師、庭師と呼ぶ(そう言いつつも、某氏はたまにご自分のことを陶芸家と呼んでおられたが。。。)。

この方、丹波の○野氏に教わり、また奇特なことにその師匠の許可を得て、越前のねじたて技法をも身に着けた方である。

1300度の炎を肉眼で見据え、火の通り道を操り、ほぼ100%思い通りの焼きを実現するという。そしてそれが出来なければ、単に焼きが下手なだけだと言う。全国の窯から依頼されて焼いた釜の回数、優に数百回にのぼる経験からの一言。

実際、昨年焼かれた壺は尋常ではなかった。大量のマツとナラを焚いた際に出てくる灰が壺に降り注いだ自然釉の一品で、なんとその色は真っ白。緑色や青色は土に含まれる成分によっていろいろ見るが、真っ白いものは初めてだったので強烈に印象に残っている。

また語りだすと止まらない方で、すっかりそのお説を拝聴することになったが、どこの世界でも通じることは同じだなということを一緒に行った某親友と語る。

9/17(土)。午後、男声合唱の練習。。。どうも喉を使ってしまっているようで、声がよろしくない.....。